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ギリシャ神話に秘められた神は人間に近いかもしれない。
    神の周りにいる神々は、
    どこか我々以上に人間臭く、そして愛らしい。
    夜の空、太陽が闇の世界へ音もたてず入れ換わる。
    輝く星に年月を重ね、
    いつしか収穫と共に星の意味を読む。
    星座を収穫につなげ、
    人々は天空に智恵を授ける神が住む事を知る。
    神は神々に寄って守られ、人間を神々に託す。
    ギリシャ神話の神々は神の目を、言葉を、
    強く意識して暮らしていた事になる。
    この事は今の我々に近く、
    神々に何故か俗っぽさを重ね持つ事ができる。
    ギリシャ神話の向こうには、
    神の前で悩む神々を理解できない神を
    想像することもまたできる。
    ZEUSは、神々の中で
    確かに今も我々の欲望をつかんでいる。

 

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詩:往蔵稲史仁 写真:鈴木耐子

 

 

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