-TIME-96

9月半ばに千駄ヶ谷、鳩森神社裏手あたりに
    フレンチレストランバー、レ・カイユをオープン。
    ガラスのショーウィンドーの様に
    店内のパフォーマンスが外から見えます。
    10坪余りのこのようなスペースは、
    何回経験してもインテリアの奥深さを学ぶことができ、
    まだまだこれからもデザインしたい広さ。
    小さな空間って、実は人間の本質に気づかされる、
    そんな魔力を秘めている。
    インテリアに宇宙っていう言葉が当てはまるサイズ。
    匠の技で巧みに仕上げる事も真なり、
    匠の技にたどりつけない時もまた真なり。
    そういえば、ハンスホラインが
    ウィーンのシュテファン寺院周辺に手掛けたスペースは、
    小宇宙という意味で私の心を熱くしてくれていた。
    年前にウィーンに立ち寄った際も、
    アルミでくるまれたレッティ蝋燭店は、
    40年以上の時空間を漂い、
    まだその存在は、あの街に佇んでいた。

    美味しいワインに合う料理、オーナーシェフ
    山下史樹氏にひと時をゆだねるのも
    ここでの時間を巧みに使うことでもある。

    アトリエ レ・カイユ aterier Les Cailloux

  

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詩:往蔵稲史仁 写真:鈴木耐子

 


 

 

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