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ジョーがホセと闘い、白く完全燃焼。
    70年代初頭、燃焼しきる事のない日本経済、恐れ知らずと
    陽は沈まず、日の丸日本を謳う。
    何故か、力石の死に若者達は、その漫画に自身を重ね、
    青春の明日に向かった。
    理由も意味も曖昧なまま、時代は我に向け拳をぶつける。
    「あー真っ白だ」
    拳の両手、テープが彼の自由の無い闘いを描く。
    闘いは、片思い、その結末、ゴダール映画の明日に似る。
    生は過去に、死は明日に。
    見上げる空、何故か片思いの街並み、欅並木を映す。
    風の変様体、ジェラシーを内に秘め、
    闘うスタイルをシャイに消す。
    伊東豊雄、スタイルは己れに、語りは活字に、
    風の変様体、建築はナルシスなのかもしれない。

 

    98

 

詩:往蔵稲史仁 写真:鈴木耐子

 

 

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